2015年10月25日
【省エネ性を追求した家族を守る暖かな家】
若いご夫婦、お子様お二人、そしておばあちゃん。
建替えに際し、施主ご家族が新しい住まいに求められたのは家族の健康を守る暖かさ・快適性・省エネでした。
限られた広さの土地でも、家中くまなく暖かい環境であれば真冬でも空間を広く使っていただけます。
廊下や玄関、物置でお子様が遊んでいても寒くない。
夜中におばあちゃんがトイレに起きても危険な温度差が無い。
こうした住宅作りを望まれていました。
工事の安全と幸せを祈願する地鎮祭。
これから「寒さとは無縁」の住宅作りが始まります。
寒空のした、地べたに這いつくばって地道な作業が続きます。
今回は基礎の下で断熱施工を行い、基礎のコンクリートを「蓄熱体」として利用します。
プランニング時の外観パース図です。
(設計:鈴木小枝二級建築士事務所)
建て方工事から引き続き、断熱工事に入ります。
断熱の方法は新築・リフォームとも建物の状況等に合わせて変えていきます。
方法にはこだわらず、確実に性能を出していくことに重点を置いています。
そのため、設計から現場の大工まで、様々な断熱の方法に精通していなければなりません。
構造部と断熱部が複雑に絡み合う部分を、個々が責任を持って施工していきます。
丁寧な断熱施工こそ、本当の「健康・省エネ住宅」への第一歩です。
シンプルながら、暖かく最上級の省エネ性能を持つ住宅の完成です。
今回、サッシには全窓 樹脂トリプルガラスを採用しています。
ガラスを三層にし、断熱空気層は二層になっています。
小屋裏収納の様子です。ここでさえ寒さとは無縁の空間です。
温度差が無いため、収納したものの陰で結露することも無くカビも生えません。
セントラル換気システム本体の様子。
安全省エネな温水セントラル暖房の配管ヘッダー部分です。
たったこれだけの配管で住宅中の暖房をまかなっています。
断熱を強化すれば過剰な設備は必要なくなります。
この部分での放熱も暖房として利用しています。
太陽光発電パネルを効率よく利用し、省エネ性を高めます。
竣工後、住宅内の温熱環境の調査も行いました。
断熱や暖房が効果的に働いているか調べます。
暖房期のリビングの床・壁・天井の温度の様子です。
いづれもほぼ同じ温度であることがわかります。
このように効果的に断熱が効いていれば、室内で温度差による余計な対流が生まれず、床壁天井の輻射熱でポカポカと暖かくなります。
断熱性能の高い住宅には床暖房は必要ありません。
秋山工務店では、庄内にあった家づくりを考え続けて行きます。
Posted by あっ!くん at 19:30│Comments(0)
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