2015年10月28日
【見た目の改修だけでなく断熱も!】
「子供たちもそろそろ大きくなってきた。
二階の使っていない部屋を改装して子供部屋として与えたい」
そんなお話から始まりました。
7畳弱の部屋を二つ。 内装工事だけで終わるはずのお話でしたが・・・
潜在的なご要望は他に無いのだろうかと、よくよくお話を進めてみると
「いや、実は寒いんだ、あの部屋」ということに。
せっかく内装全般に手を入れるおつもりなら断熱しませんか?
小さい部屋ならエアコンの間欠暖房で十分温まりますよとご提案いたしました。
ということで、各リフォーム補助金や省エネ住宅ポイントを利用し、ごく小規模の部分断熱改修ということになりました。
結果、こんな感じに仕上がりました。
暖かいそうです!エアコンも温度設定すると、稼動している時間は短いそうです。
非常に喜んでいただけました。
で、いったいどんなことをしたのか・・・・
さかのぼっていきます。
クロス仕上げ直前です。
まあここまでは普通の改装工事に見えます。
窓は樹脂サッシペアガラス(断熱or遮熱LOW-E)に替えています。
壁の石膏ボードを貼る前です。
フェノールフォーム保温版を内貼りしています。切れ目無く断熱材をつなげる効果的な方法です。
薄壁になる部分にも可能な限り断熱材を施工しています。
天井を断熱しています。天井部分はスペースがたくさんあるので、グラスウールを20センチの厚さで施工して行きます。
天井の断熱材のための下地です。
そして床の断熱の様子です。
床にもフェノールフォームを全面施工しました。
こうして「切れ目無い断熱層」を形成しました。
さらにさかのぼります。
断熱材施工前の各下地の様子です。
既存の壁を極力壊さず、余計な産業廃棄物を出さずに高断熱仕様にしました。
このように、いかにコストをかけずに断熱強化していくか。
こうしたことが、既築住宅高断熱化の鍵となると思います。
Posted by あっ!くん at 19:30│Comments(0)
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